私は、現代の経済や労働のあり方を見ていて、
「価値の置き方が根本からずれている」と感じることが多い。
数字、効率、利益といったものばかりが優先され、
人の労働の重さや、現場での工夫や責任、
そこにある経験的な価値が軽く扱われている。
こうした社会は、短期的には回っているように見えても、
長期的には必ず崩れると思っている。
私は建設の現場に長くいたが、
現場労働の価値は本来もっと高く評価されるべきだと感じている。
こうしたものを背負っているのが現場の人間だ。
しかし現代は、
ここに価値が十分に置かれていない。
上に立つ人間は、
現場を知らず、
作業の重さも理解せず、
書類や形式だけで指示を出す。
私は、こうした構造が社会を弱くしていると感じている。
現場が止まれば国は止まる。
しかし上層が止まっても、生活にはほとんど影響がない。
それなのに現代は、
上層ほど給料が高く、
現場ほど低くなるという矛盾を抱えている。
私は、この価値観が続けば
社会全体が歪んでいくのは避けられないと感じている。
現代は、貨幣が価値判断の中心になりすぎている。
私は、こうした価値観が
人間の視点を失わせていると感じている。
お金は手段であって目的ではない。
人間の生活を支えるためのものであり、
社会の方向性を決める軸にするべきではない。
経済や労働の問題は、
短期で判断すると誤ることが多い。
これらは短期的には利益に見えるが、
長期では必ずツケが来る。
技術は失われ、
人は育たず、
現場は疲弊し、
質は落ち、
社会は不安定になる。
私は、こうした歪みはすでに出ていると感じている。
私は、労働者側にも課題があると見ている。
自分の権利ばかりを主張し、
責任を持たず、
学ぶ姿勢もなく、
成長を放棄する人も一定数いる。
労働は義務ではなく、
自分を強くするための実践の場だと思っている。
私は、経済と人間の関係はもっと単純だと考えている。
経済は人が作る以上、
人間性が劣化すれば経済も劣化する。
逆に、
人が安定し、判断力が高まり、責任を持てるようになれば、
経済も自然と安定していく。
私は、現場労働の価値を底上げすることが
社会全体の安定につながると考えている。
こうしたものは、
単に「働きやすくする」ためだけではなく、
国が長期的に持続するための条件になる。
私は、経済や労働の問題は、
結局のところ「人の価値の置き方」に行き着くと思っている。
人への理解が欠け、
労働を軽く扱い、
数字だけを優先すれば、
社会は必ず崩れていく。
逆に、人を中心に置けば、
長期的な安定も得られる。
経済とは、人がつくるものだ。
だから私は、人を軽視する社会に未来はないと考えている。