教育について

人を育てるとは、知識を与えることではなく「考え方の土台」を作ることだと私は考えている

私は、教育とは本来もっと根本的なものだと感じている。
知識を詰め込んだり、テストで点を取らせるだけでは、人は育たない。

人が社会で生き、判断し、責任を取れるようになるためには、
考えるための軸が必要だと思っている。

その軸になるのが、私が以前から話している「三心(倫理・道徳・知性)」になる。


1. 教育の目的は「人格の形成」だと考えている

私は、教育の目的を一言で言えば「人格の形成」になると思っている。

こうしたものは、知識ではなく、人のあり方そのものに関わる。

現代の教育は、この部分が抜け落ちているように見える。


2. 三心を育てる教育が必要になる理由

三心は、人が判断するときの基盤になる。
しかし、これらは自然に身につくものではなく、意識して育てる必要がある。

▼ 倫理

自分自身を律する感覚。
他人が見ていなくても正しく判断できる基準。

▼ 道徳

社会で生きるためのバランス感覚。
他者との関係の中で育つ部分。

▼ 知性

状況を理解し、先を読む力。
学歴では測れない、実際の思考力。

私は、この三つが揃えば、人は大きく間違えにくくなると感じている。


3. なぜ今の教育では十分でないのか

現代の教育は、どうしても形式的になりやすい。

これらが中心になると、人は自分で考える力を失う。

私は、これが現代の社会問題の多くにつながっていると思っている。

教育の段階で考える習慣が育っていないから、
社会に出てもそのままになる。


4. 必要なのは「考え方の訓練」

私は、教育の中心は“考える練習”だと思っている。

▼ 1. なぜそうなるのかを説明させる

結論だけではなく、考え方を見る。

▼ 2. 倫理的な問いを扱う

目的と手段が一致しているかどうか。

▼ 3. 他者視点を入れる

自分以外の立場を理解する。

▼ 4. 実際の社会問題を扱う

抽象ではなく、現実を基準に考える。

こうした訓練は、テストの点数よりも価値があると私は思っている。


5. 教師の役割について

私は、教師は知識を教えるだけの存在ではないと考えている。

教師の質が教育の質を決めるのは当然で、
ここを軽視する社会は必ず劣化していく。


6. AI時代の教育

AIが普及すれば、人はさらに考えなくなる。
便利さの裏で、判断力が弱くなる危険もある。

私は、AI時代こそ、
“人間側の思考” を鍛えておく必要があると感じている。

AIは答えを出せても、責任を取ることはできない。
責任を取るのは、いつでも人間の側だ。

だからこそ、AIを使いながらも、
人間自身が判断できる教育が必要になる。


結び

私は、教育とは人の基盤を作る作業だと思っている。
知識も必要だが、それだけでは不十分だ。

倫理・道徳・知性という、
人として生きるための基盤を育てる教育ができれば、
社会はもっと安定し、人も強くなる。

教育は、そのための最初の場所になる。